11月22日付で当サイトに掲載しましたように、当法人は創始者である文鮮明師と当法人ならびに信者を誹謗中傷する書籍を出版した宗教法人幸福の科学の大川隆法総裁に対し、抗議文を送付しました。
それに対し、幸福の科学からは11月25日付で、下記の回答書が送られてきました。しかし、当法人としては納得のいかない回答であるため、再度、大川総裁に抗議文を送り、謝罪と訂正を要求しました。以下に再抗議文を掲載します。
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回答書
前略
本年11月18日付け幸福の科学グループ創始者兼総裁宛て貴職名義書簡に対し、ご回答いたします。
貴職が問題としておられる『宗教決断の時代――目からウロコの宗教選び①』は、創作でもなんでもなく、大川隆法総裁が、その高度な霊能力を駆使して、文鮮明氏の守護霊を公開の場に呼出し、質問者と対話した模様を公開霊言として映像収録し、これをそのまま全編活字起こしして刊行した書籍であります。
したがいまして、宗教的秘儀に基づく同書籍につき貴職のご要望に応じることはできかねますことを、ご了承ください。
なお、同書の原典である公開霊言映像DVD(92分)を貴職にご覧いただくことも検討したいと考えておりますので、よろしくお願い申しあげます。
草々
平成22年11月25日
〒150-0046
東京都渋谷区松濤1-1-2
宗教法人世界基督教統一神霊協会
広報部長 太 田 朝 久 殿
〒141-0022
東京都品川区東五反田1-2-38
宗教法人幸福の科学
広報局部長代理 菊 地 健 介
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再抗議及び謝罪・訂正の再要求
平成22年11月29日
幸福の科学グループ
創始者兼総裁 大川隆法殿
宗教法人幸福の科学
広報局部長代理 菊地健介殿
〒150-0046
東京都渋谷区松濤1-1-2
宗教法人世界基督教統一神霊協会
広報部長 太田朝久
『宗教決断の時代―目からウロコの宗教選び①』(幸福の科学出版、2010年9月30日刊)の内容が、統一教会の創始者である文鮮明師の名誉を著しく傷つけるばかりではなく、当法人および信者を強く侮辱するものであるため、当法人は著者の大川隆法総裁に対し、抗議文を送付しました。
それに対する11月25日付の「回答書」は、抗議文の主旨が理解されていないと見受けられる説明となっており、文師と当法人および信者への誠意ある回答とはなっていません。
以下、改めて抗議するとともに、速やかなる謝罪と訂正、同書の回収を再度要求します。
1.大川総裁の発言に対する抗議
大川総裁は、文師を「クモ」と同一視したうえで、当法人を「間違った宗教」と断じ、それを自らの言葉で語っています。また、それを著作として公開することで、文師と当法人および信者に被害を与えています。
当法人は、宗教者として品格に欠けるこうした行為に対し抗議しているのであり、「文鮮明守護霊の霊言」なるものが「創作か否か」「宗教的秘儀に基づくか否か」とはまったく別問題です。
以上の理由により、大川総裁に抗議し、謝罪と訂正を強く求めます。
2.事実関係の誤りに対する抗議
同書に掲載された「文鮮明守護霊の霊言」なるものは、先の抗議文で例を挙げたように、当法人の教義と全く相容れない主張と、事実に則さない事実無根の発言に溢れています。その結果として、著者である大川総裁は、文師と当法人および信者を誹謗中傷しています。
当法人は、「文鮮明守護霊の霊言」なるものには、客観的な事実関係に対して明白な誤りがあることを抗議しているのであり、「文鮮明守護霊の霊言」なるものが「創作か否か」「宗教的秘儀に基づくか否か」を問うているのではありません。
以上の理由により、著者である大川総裁に謝罪と訂正を強く求めます。
3.最後に
例えば、誰かにインタビューをし、その内容を書籍等で出版する場合には、細心の注意を払って事実関係の裏付けをとることは常識です。しかし、大川総裁は、当法人に対する直接の取材・調査等を一切行っておらず、それは配慮に欠き、無責任な行動と言わざるを得ません。その結果として、文師と当法人および信者を誹謗中傷しています。
これは、著者である大川総裁の全面的な責任であり、それを他の何ものにも転嫁することはできません。ましてや、「宗教的秘儀」とはまったく関係ありません。
以上のように、当法人は大川総裁に対し改めて強く抗議するとともに、謝罪と訂正、ならびに同書の回収を再度要求します。
本状受領後、1週間以内に文書で回答するよう求めます。
以上