10月21日(金)午後2時から東京地方裁判所において、ストーカー規制法違反容疑で起訴された宇佐美隆氏(42)の第9回公判が行われました。
前回に引き続き、宇佐美氏に対する被告人質問として、弁護側から宇佐美氏への質問がなされました。
宇佐美氏が使用したGPS付き携帯電話の利用画面についての確認がなされた後、宇佐美氏がGPSを使用した目的は、あくまでも「(突然失踪した)婚約者の父親の車がどこに停まっているのかを確認するため」であり、「婚約者の意志確認が目的だった」と供述。
2009年12月に婚約者から宇佐美氏の実家に荷物が送られてきた件について、「(その荷物の中に)婚約者からの手紙が入っているとは思わなかった」と述べながら、2010年8月に宇佐美氏自身が荷物を開けるまで、女性から一方的に送られた婚約破棄を知らせる手紙にも目を通していなかったことを再度明らかにしました。
弁護側の質問の後、検察側、そして、裁判官からも幾つかの確認と質問があり、裁判官からの「婚約者を探したのは、愛情から出た行動とは言えないのか?」との質問に宇佐美氏は、「(婚約者を)心配する気持ちからです」と回答。
「愛情を満たすというより『拉致監禁』から(婚約者を)助けないといけない」と突然失踪した婚約者を単に恋愛感情で探していた訳ではないことを改めて強調しました。
次回は、検察側、弁護側双方の陳述と被告人、宇佐美氏の意見陳述となります。
次回期日は、11月8日(火)午後1時半から、今回同様531号法廷で行われます。
なお当日の傍聴は今回同様、抽選になる可能性がありますので、東京地方裁判所の裁判所傍聴券交付情報をご確認下さい。
この事件の真相と教団の見解については、当サイトに掲載の『宇佐美隆さんの事件に関する見解』をご覧下さい。