統一教会の信仰を理由に親族らによって拉致され、12年以上にわたって監禁下で棄教を強要された後藤徹さん(48)が提起した民事裁判の第6回口頭弁論が2月21日(火)、東京・霞が関にある東京地方裁判所で開かれました。
「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」代表を務める後藤さんは1995年9月から2008年2月までの12年5カ月間、親族や新津福音キリスト教会の松永堡智(やすとも)牧師、職業的改宗活動家の宮村峻(たかし)氏によって都内のマンションなどに監禁され、統一教会の信仰を棄てるよう説得を受けました。
これに対し、後藤さんは被害の回復と自身の拉致監禁・棄教強要に関与した者たちの罪状を世に訴えるため昨年1月、約2億円の損害賠償を求め訴えを起こしました。
この日、2012年の最初の法廷には、原告の後藤さんのほか、被告の宮村氏や後藤さんの兄妹などが姿を見せました。双方から提出された準備書面や証拠書類が確認された後、これからの日程が決められ、約20分で閉廷となりました。
第7回口頭弁論は、4月10日(火)の午前11時半から709号法廷で開かれます。
なお当日の傍聴は今回同様、抽選になる可能性がありますので、東京地方裁判所の裁判所傍聴券交付情報をご確認下さい。
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