4月25日(水)発売の「週刊文春」(5月3日・10日号)の特集記事の中に、『統一教会 飯星景子 娘の“洗脳”を解いた父・晃一の「憔悴」』(56~57ページ)という記事が掲載されています。
まず、飯星景子さんは、統一教会入会には至っておらず、「統一原理」を学んでいる途中の段階でした。職業的改宗活動家の宮村峻(たかし)氏が「私たちの(説得の)協力は、あくまでも協力……飯干家の場合もそうでした」(有田芳生著『「神の国」の崩壊』241ページ)と述べているように、彼女は反統一教会グループの説得を受け、「統一原理」を不信するようになりました。
不信に至る過程について、参議院議員の有田芳生氏が言及していますが、読者の誤解を招く点がありますので、ここでお伝え致します。
記事の中で、統一教会元信者の「教会では、『反対する家族はサタンだから、話し合いに応じてはいけない』と教えられていました。」とのコメントを掲載していますが、当教会の教えに、家族が「サタン」(悪魔)であるというものはありません。
これは、統一教会の教え(統一原理)を誤解、曲解しているに過ぎません。統一原理では、人間は本来、「神の子女」であり、それが人間始祖の「堕落」によって、サタンの血統を受け継いだ「堕落人間」になってしまったと教えています。
過去から現在に至るまで「家族がサタンである」などという教えはありません。
むしろ統一教会創始者の文鮮明師は、「(故郷の)お父さん、お母さんを引き止めて愛し、慕って涙を流すことが礼拝中の礼拝なのであり、すべてのみ旨の完成です」と、父母を慕い、涙を流すほどに愛しなさいと指導しておられます。
また、上記のように有田氏らの言うところの「話し合い」とは、家族間だけの自由な話し合いを指しているのではありません。
その「話し合い」のほとんどのケースが、統一教会信者を強制的に拉致し、閉鎖的なマンションの一室などに閉じ込め、実際は脱会するまで解放しないという人権蹂躙、犯罪行為に他なりません。
当教会がそのような「話し合い」を認めないというのは当たり前のことです。
有田氏が示唆するこのような「話し合い」や反統一教会グループのいう「保護説得」の実態については、下記のサイトでご確認下さい。