天暦3月19日(陽暦5月9日)午後7時半から、韓国・統一教維持財団の文國進理事長をお迎えして、「『強い日本』青年学生大会」(主催・世界基督教統一神霊協会)が都内の会場で開催され、首都圏の青年や学生など約1500人が詰めかけました。
大会は、司会の梶栗正義室長の開会宣言で開幕。主催者あいさつでは、大嶋秀幸本部長が「現在の日本と世界が抱える問題は、真の父母様の思想と運動によらずしては解決できない」と述べながら、集った青年・学生を激励しました。
続いて「青年弁論」が行われ、代表者3人が日本と世界、神様の摂理への思いを熱く訴えました。
次に「全国祝福家庭総連合会」の宋榮ソプ総会長が登壇。文國進理事長は2005年1月の理事長就任以来、天才的な経営手腕で奇跡的に財団を建て直し、韓国の言論界との関係を大幅に改善していかれたことを紹介しました。
引き続き、文國進理事長が「強い韓国と日本?」と題して講演をされました。
まず、文理事長は「東アジアには韓日という豊かな民主主義国がありますが、両国は果たして強いでしょうか」と問題を提起。その上で、「韓国の哨戒艦『天安』が撃沈された事件では46人の海軍兵士が死亡し、延坪島が攻撃を受けて民間人2人、海兵隊員2人が死亡しました。そのときの中国の反応は『南も北も落ち着くべき』というもので、どちらが加害者でどちらが被害者なのかを区別しなかったのです」と述べ、最近の東アジア情勢を紹介されました。
また、米国や中国の財政状況、軍事費の推移などを具体的なデータを用いて説明。米国には東アジアを守る財政基盤や世論の後押しがなくなってきていることを示しながら、「米国だけに頼るのではなく『強い日本』『強い韓国』になるべきだ」と訴えました。
さらに文理事長は、2005年に文鮮明師が「天宙平和連合」(UPF)を創設される際に、韓国と日本、台湾、インドネシア、ニュージーランド、オーストラリアなどの島嶼国家が一つとなって、中国やロシアという強大国の脅威から自らを守らなければならないと語られたことを紹介。「平和世界を実現するためには、私たちが再臨主を受け入れ、再臨主と一つになる道を選択すべきだ」と強調されました。
講演後、会場の参加者が起立して、代表者2人が「成和青年決意文」を読み上げ、責任ある成和青年になる決意表明を行いました。
最後に会場全体で万歳四唱し、大会は終了しました。