5月6日に茨城県つくば市において発生した竜巻は、死者一名、負傷者は数十名に上り、多くの家屋を破壊するという被害をもたらしました。
世界基督教統一神霊協会では、その直後に被害の情報収集を開始したところ、3万双の二家庭が被害にあったことが判明しました。
3万双家庭会ではただちに被災家庭のための義援金の準備を始め、宋ヨンソプ・全国祝福家庭総連合会総会長、大嶋秀幸本部長の提案により、教会本部も義援金を準備しました。また、地区と教区でもそれぞれ義援金を準備しました。そして、5月11日に3万双家庭会の安榮燮会長など数名で被災地を訪れ、被害を受けた飯塚浩・佳江家庭と飯塚俊夫・史江家庭に義援金を手渡しました。
※二家庭は同姓ですが、別々の家庭です。
以下は、飯塚浩・佳江家庭に関する現地の教会からのレポートです。
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この度、つくば市北条を襲った竜巻の被害に合った飯塚家庭の事をお話しいたします。
この家庭にはご夫婦と、4人のお子さんがいました。
発生が日曜の12時50分だったためご主人の浩さん以外は教会の礼拝に参加していました。浩さん一人は実家の用事があった為、自宅で竜巻に遭遇したそうです。時間にしたら一分もないほどの一瞬の出来事でした。「死ぬときと言うのは、このように突然訪れるのか?」と思ったそうです。
竜巻が過ぎ去った後に2階を見てみると、階段の上り口から空が見えました。
また、どこの家のものとも見当がつかない太い柱が飛んできており、吹きさらしになった2階の子供部屋に並んでいた子供の机を粉々にしました。それを見ながら、子供たちが礼拝に行っていなかったら本当にどうなっただろうかと思ったそうです。
また、今回の竜巻で一人の犠牲者がでましたが、亡くなった中3の男の子は飯塚家庭の長女と同じ学校に通う同級生でしたので、非常にショックを受けた様子でした。
しかし、後片付けに教会員が延べ40名来て下さりました。それを見て、普段は教会に反対している両親が、「統一教会の結束はすごい」と感動し、一気に誤解・偏見が解かれた一面がありました。重ねて、教区、地区、本部からの支援を直接手渡しして下さる心使いに、心より感謝を申し上げます。
趙鎭燮教区長からの一言
摂理に責任を持つ立場としては、茨城県で起きたことに対し、本当に申し訳ないと思うばかりです。特に二つの祝福家庭が全体を代表して蕩減を受けたと感じています。もっと精誠条件を立てながら、全食口一つになって、これからは祝福だけが降りるように頑張って歩んで行きます。40人の兄弟姉妹が共に、被害家庭に直接ボランティア活動を行いました。これをきっかけとして、全食口がもっと一致団結し、天の前に喜びを返して行きたいと思います。本部からも直接、被害現場まで訪ねてきて下さり、激励して下さいまして、本当にありがとうございました。