世界基督教統一神霊協会(統一教会)創始者、文鮮明師の葬儀にあたる「文鮮明 天地人真の父母天宙聖和式」が9月15日午前10時から、韓国・加平郡の清心平和ワールドセンターをメイン会場として、3万5千人が参列して挙行されました。世界194か国でサテライト中継が行われる中、世界各国の元・現職国家首脳を含む1万4千人余りが同センターで参列。それ以外の2万人以上の参列者は、天宙清平修錬苑や清心国際中高等学校など近隣の教会関連施設で中継を通じて式典に参列しました。
前日14日までに、日本からの約3万3千人を含め、18万人が同センターで弔問。世界各国の教会施設等に設けられた焼香所を訪れた弔問者は、延べ800万人を超えたと言われています。
北朝鮮の金正恩第一書記をはじめ、ネパール副大統領、スリランカ首相、アメリカのノエル・ジョーンズ牧師、ガリ元国連事務総長など、多くの要人から弔電が寄せられました。
文鮮明師の聖体は午前9時31分、安置されていた天聖山の天正宮博物館を出発し、聖和式場である同センターに移送。
午前10時19分、文亨進・聖和委員長の聖燭点火とともに、石俊淏・実行委員長の開会宣言で式が始まりました。
天一国の歌斉唱の後、朴普煕会長の代表祈祷が始まると、会場のあちこちからすすり泣く声が。宗教指導者としての枠を飛び越え、世界平和実現に生涯を捧げた文師の姿がしのばれました。
文鮮明師の生涯と業績を紹介する映像に続いて、文亨進委員長が聖和の辞で、「一生を通して見せて下さった(文師の)生き方と教えに従うことを決意しております」と表明。また、カン・ドンソク麗水世界博覧会組織委員長、ターセム・キング英国上院議員、そしてアルフレッド・モイシウ前アルバニア大統領の3人が送辞を述べました。
引き続き、340人からなる日本・韓国合同の合唱団が、オーケストラとともに「アモーレ・デイ」など2曲を文師に贈りました。
そして遺族・親族、各界代表による献花が行われ、最後に日本の全国祝福家庭総連合会の宋ヨンソプ総会長の億万歳で幕を閉じました。
この後、文鮮明師の聖体は、清心平和ワールドセンターから埋葬地である天聖山の原殿地に向かいました。目的地まで4キロの道のりを、無数の人々が手に手に天一国の花であるバラと統一旗を振りながら、道の両脇に立って聖体を乗せた車を見送っていました。
同日午後、文鮮明師は天聖山の原殿地に埋葬されました。