週刊誌「AERA」(2012年11月19日号)に『総連を統一教会が救済説』と題する記事が掲載されました。
当該記事の内容は当法人の名誉を著しく毀損するものであるため、「AERA」編集長らに抗議及び謝罪・訂正を求める文書を送付しました。以下、その全文です。
抗議及び謝罪・訂正要求
2012年11月16日
朝日新聞出版
「AERA」編集長 一色 清 様
小北 清人 様
〒150-0046
東京都渋谷区松濤1-1-2
世界基督教統一神霊協会(統一教会)
広報部長 太田 朝久
2012年11月19日号「AERA」の60~61ページに「総連を統一教会が救済説」と題する記事が掲載されました。この記事には、事実無根の内容が書き連ねられており、当該記事の内容は当法人の名誉を著しく毀損するものです。当法人は、このような記事を掲載し出版した貴誌に対し、強く抗議するとともに、謝罪と訂正を要求するものです。
この記事によると、当法人が、もし在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の総連中央本部ビルが競売にかけられた際には、その救済のために乗り出すとしています。
貴誌は、「大金を投じ、落札すれば総連中央が引き続きあのビルにとどまれるよう保証してくれる有力な資金スポンサーが浮上した……それは統一教会です」「統一教会が苦境の総連中央本部の救済に乗り出すというのである」(以上60ページ)とし、さらには、「(総連中央)本部ビルの救済に統一教会が関与」「もし総連本部の大家になれば、統一教会には大きなメリット」と言われていますが、そのような事実は全くありません。当法人としては、既に韓国側に事実関係の問い合わせをして、韓国と日本を含めて、そのような「救済」の事実はない、ということを貴誌に対して明確に回答したにもかかわらず、貴誌は何ら根拠無く、意図的にこのような記事を捏造しています。
「統一教会サイドからは一つの条件が付けられた……『裁判所に振り込む保証金だけは、朝鮮総連自身で用立ててほしい』」「統一教会とすれば『保証金(売却基準価格が40億円なら8億円)は朝鮮総連が出せ、落札できれば、残りはこちら(統一教会)で出す』というわけだ」(以上61ページ)などと述べていますが、ありもしない具体的なストーリーを捏造して、読者をより信じ込ませるようにそれらしく書いていますが、それだけ当法人にレッテルを貼ろうとする貴誌の嘘を重ねる意図はより悪質と言わざるを得ません。
さらに、貴誌は記事で「統一教会(日本での正式名称は世界基督教統一神霊協会)といえば『すべてをなげうち献金しないと不幸になる』などと、つぼや印鑑を高額で買わせる『霊感商法』で、日本で多くの被害者を出した韓国の宗教団体だ」と書いています。
献金は、信者個人の主体的な自由意志によってささげられているものであって、当法人が「すべてをなげうち献金しないと不幸になる」と述べ献金を集めている事実はありません。また、「統一教会といえば……つぼや印鑑を高額で買わせる『霊感商法』で、日本で多くの被害者を出した」と述べていますが、当法人が、つぼや印鑑を販売したという事実もありません。更に、当法人は1964年に日本で認証された宗教法人でありますが、それにも拘わらずに「韓国の宗教団体」とする表現も、韓国に対する差別や反発感情を利用して当法人のイメージを毀損しようとするものと言わざるを得ません。
これらの記事も事実に反しており、当法人の名誉を著しく毀損するものです。
貴誌に対し、強く抗議するとともに、謝罪と訂正を求めるものです。この文書到着後、3日以内に、文書にて回答するよう求めます。
― 以上 ―