2月20日(水)午後1時10分から東京・霞ヶ関の東京地方裁判所において、当法人が「週刊ポスト」の発行元・小学館を相手取って起こした名誉棄損訴訟の判決が言い渡され、被告(小学館)に対して、原告(当法人)に55万円の賠償金を支払うように命じました。
判決文によると、「韓国で農業に従事する男性に嫁いだ日本人女性信者が、『地獄』と形容されるような極めて悲惨な性生活を強いられているとの印象を与えるような『SEX地獄』という見出しを付けることは、要約・強調としてもおよそ適切を欠くものであり、仮にそれが被告の意見・論評の類であるとしても、度を超えた性的表現であるというほかはない。(中略)違法性及び被告の故意又は過失があるというべきである」として、被告の名誉毀損を認めました。
2010年に発売された「週刊ポスト」(6月4日号)には、「〈衝撃リポート〉北海道大学教授らの徹底調査で判明した戦慄の真実」「韓国農民にあてがわれた統一教会・合同結婚式 日本人妻の『SEX地獄』」という見出しの記事が掲載されましたが、これは、当法人および韓国に嫁いだ日本人女性信者らの結婚生活に対する侮辱であるとともに、信者の名誉を著しく棄損するものであることから、当法人は「週刊ポスト」に対して謝罪と記事の訂正を繰り返し求めてきました。しかし、誠意ある回答を得ることができなかったため、2010年11月に提訴に踏み切りました。
統一教会広報局のコメント
当法人に対する名誉棄損が認められたことは評価するが、謝罪広告掲載の請求が棄却されたことは遺憾である。判決文を精査した上で、今後の対応を検討したい。