愛知県豊田市内の会場で9月27日(日)、「御嶽山聖和者聖和一周年追慕礼拝」が行われ、ご遺族をはじめ親族、学校関係者ら620人が集いました。
午前10時30分、近森政巳・知立教会長の司会で始まった礼拝は、小林直子・東愛知教区婦人代表の代表報告祈祷、追慕映像の上映と献花の後、徳野英治・世界平和統一家庭連合会長のメッセージを鴨野守・広報局長が代読。ご遺族への慰労の言葉を伝えた上で、「4人の聖和(逝去)を通して地上に生きる者が世界平和に向けて再出発の決意をしましょう」と励ましました。
次に、伊藤琴美さんと長山照利(あかり)さんが生前、練習していた「天父報恩鼓」の演舞が披露されると、2人が喜び、共に踊っているような感動が伝わってきました。
ご遺族4人が聖和者への思いを記した手紙を読み上げた後、徳野久江会長夫人は挨拶で、「ご遺族の皆様にとっては、何故こういうことが起こったのかと苦しまれたことでしょう。私達の人生においては、計り知れない場面に遭遇することがあります。聖和された4人が永遠の世界で活躍されるよう、残された家族に神様の愛が注がれますようお祈りします」と語りました。
小藤田喜文・第8地区長は説教で、「過去を変えることは出来ません。しかし、私たちは人生の意味と目的を考えながら、4人の聖和者の天の父母様(神様)に対する孝の精神と所望を受け止め、共に新しい出発をする時間としたい」と、決意を述べました。
最後に、遺族を代表して長山幸嗣さんが、「4人は日本のため、世界のために犠牲になったのです。人のために命を捧げることの尊さを心に留め、この4人を超える生き方をしたい」と挨拶をしました。
参加者からは「天父報恩鼓を琴美ちゃんの弟さんが全神経を集中して舞っている姿は、まさしく琴美お姉さんに捧げる舞だと感動し、涙が溢れて仕方ありませんでした」、「み言では霊界の存在も永遠の世界も知ってはいますが、やはり肉身生活の別れは寂しいです。霊界で頑張っておられる4人に負けないよう、み旨を頑張ろうと思いました」などの感想が寄せられました。
【関連記事】
・書籍『永遠の家族 御嶽山噴火事故と聖和』を出版(2015年9月28日)
・御嶽山噴火の犠牲者に関するニュースレターを発行(2014年10月23日)