9月4日、岩手教区(姜敃求教区長)は台風10号の被害にあった久慈市と宮古市で災害支援活動を行いました。岩手教区内でも4家庭が被災しており、「被災地の方々の力になって差し上げたい」という教区長の熱い思いに呼応し、24人のボランティアが集まり現地に出発しました。
片道それぞれ2時間ほどで行ける地域ですが、台風の影響でそこまで行く道が寸断されているため、迂回路を通って1.5倍~2倍ほどの時間を要して現地に到着いたしました。
現地はいたるところ大量の土砂に埋まり、家の中に入り込んだ泥をどうやって取り除くのか、どこから手を付けて良いのかわからない中で、家の中の土出しから始めて懸命に片付けの作業をしました。
作業を終えて帰るとき、家の方が「本当にありがとうございました」と泣いて感謝してくださったのがとても印象的でした。
久慈市ボランティアセンターに戻って活動報告書を書き終えると、市役所の担当者から「10名を超える団体の参加がほとんどないため、家庭連合の協力にとても感謝しています。本当にありがとうございました」と深々と頭を下げられました。
ボランティアは一日で終わりですが、被災者の方々はいつになるか分からない復興に向けた戦いがまだ始まったばかりです。今回の活動を通じて、もっと寄り添って力になって差し上げようという思いが高まり、今後も継続してボランティア派遣をしていくことにしています。