ソウルで「第2回鮮鶴平和賞授賞式」

2017年2月4日

世界平和統一家庭連合公式サイト|第2回鮮鶴平和賞記念写真

2月3日午前、ソウル市内のホテルで「第2回鮮鶴平和賞授賞式」が開催され、世界各国から国家首脳をはじめ、各界の指導者およそ800人が集まる中、難民問題の解決のため長年尽力してきたイタリア人医師ジーノ・ストラーダ博士(Dr. Gino Strada、68歳)とアフガニスタンの女性教育家サケナ・ヤクービ博士(Dr. Sakena Yacoobi、66歳)の二人に鮮鶴平和賞が授与されました。

 

ストラーダ博士は、深刻な紛争に見舞われてきた中東及びアフリカ地域で約30年にわたって緊急医療救護活動を展開し、800万人の命を救ってきた功績が高く評価。ヤクービ博士は、戦争で廃墟となったアフガンの難民キャンプで、延べ1300万人に教育の機会を提供しながら、難民再定住の解決策を提示したことなどが認められました。

 

世界平和統一家庭連合公式サイト|受賞したストラーダ博士授賞式では、鮮鶴平和賞委員会の洪一植委員長(韓国・高麗大学元総長)の挨拶に続き、まずストラーダ博士の業績を紹介する映像が上映。韓鶴子総裁と洪委員長から同博士に記念のメダルと証書が授与されました。

 

ストラーダ博士は受賞スピーチで、「難民たちの粉々となった人生が私たちに行動を促しています」とした上で、「戦争のない世界のために行動することは、世界市民の役割であり、人類の発展が継続されることを望むならば、戦争の論理を放棄し、兄弟愛と連帯を速やかに実践しなければなりません」と訴えました。

 

世界平和統一家庭連合公式サイト|受賞したヤクービ博士引き続き、ヤクービ博士の業績に関する映像上映、メダルと証書の授与の後、同博士が受賞スピーチを行い、「現在、私たちは宗教、民族、人種、性別によって審判を受ける世の中に生きています」と指摘。「互いに対する憎悪を克服し、愛と憐憫、知恵を分け合うとき、私たちは平和と調和、共存のための不滅の基盤を人類に提供することができます」と語りました。

 

鮮鶴平和賞は、家庭連合の創始者、故文鮮明師の平和思想と遺志を奨励し、普及することを目指し、文師夫人の韓鶴子総裁の提唱で創設されました。

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