6月6日(日)、群馬県片品村の緑豊かな自然に抱かれた尾瀬霊園に、全国から約1500名の遺族らが集まり、「第28回全日本昇華祝祭」が行われました。
今年は昨年までの「統一慰霊祭」から「昇華祝祭」に名称変更され、全国をインターネットでつなぎ、各教会でも教会員が参列しました。
澄み渡った青空の下、長坂文化部長の司会で始まった第1部のエンターテインメントでは、北東京鮮鶴(そんはく)合唱団による「夏の日の思い出」「涙(なだ)そうそう」「神様の住む園に」、竹の塚教会聖歌隊による「真の愛」、独唱で「Caro mio ben」「千の風になって」が披露されました。
第2部の昇華祝祭は、司会の藤原秀敏総務局長の開会宣言で始まり、宋榮錫全国祝福家庭総連合会総会長夫妻と梶栗玄太郎会長夫妻による献花、戸丸廣安厚生部長による年次報告が行われました。
朴美子総会長夫人はメッセージの中で、「み旨を成功させるために、霊界の4000億の絶対善霊が総再臨して、地上の祝福家庭と一つになって、世界を復帰する大転換期を迎えました」と、時代的恩恵に言及しました。
主礼の梶栗会長は記念説教の中で、「幽体離脱」という霊的体験を紹介しながら、「人間は地上界で霊人体を成長させなければならない。祝福式と昇華式を通過しなければ天国に行くことが出来ない」と、世界化された昇華祝祭の恩恵を強調しました。
聖書のイザヤ書60章1節から22節までを拝読した後、宋榮錫総会長は「金婚式はアベルUN定着と戴冠式を誕生させた」と題する特別メッセージの中で、堕落した人間を復帰するために苦労してこられた神様の恨み多い心情、文鮮明先生の苦難と涙がにじむ生涯路程にふれ、「祝福家庭は、神様の勝利をなす基台となる者であり、天一国(創造本然の理想世界)創建まで悔いのない最高の実績を立てる孝子、忠臣、忠女、聖人、聖子に全員がなりましょう!」と結びました。
その後、昇華者家族代表の代表献花、横井勉・愛苑会理事長による遺族代表挨拶、梶栗会長夫妻の祝祷、億万歳三唱で式典は終了しました。
式典終了後、参加した遺族は「本郷永生」と刻まれた墓石の前で手を合わせ、すでに霊界(死後の世界)に旅立った昇華者との一時を過ごしていました。