1966年から44年間、統一教会信者を狙った約4300件の拉致監禁事件が発生しました。二重三重に鍵がかけられ、外部との連絡を遮断された監禁場所での脱会説得は、家族の絆を切り裂き、被害者の人格を傷つけ、解放後も親子の断絶やPTSDに苦しむケースも少なくありません。
このような犯罪行為をやめさせるため、刑事告訴をする被害者もいましたが、司法当局は1件も起訴せず、現在も監禁事件が起こっています。
この事実を伝えるため、『日本収容所列島』が賢仁舎から発刊されました。精神病院に強制入院させられて後遺症に苦しむ拉致監禁の悲惨な実態や、信仰破壊行為をビジネスとする一部のキリスト教牧師や弁護士らの暗躍、不適切な警察の対応、共産主義勢力の暗躍等をまとめたものです。
また、「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」代表の後藤徹氏と、ルポライター米本和広氏の対談が収録され、最後の章ではこの一年間の問題根絶に向けた国際的取組の概要が網羅されています。
この本を通じて、日本で発生している「拉致監禁」の事実を理解していただき、一日も早い解決に向けご支援をたまわりますようお願いいたします。
発行元:賢仁舎