月刊誌「財界にっぽん」2011年4月号に、全国の大学で「カルト対策」と称して、統一教会の友好団体「CARP(全国大学連合原理研究会)」のメンバーに起こっている「忌まわしい“迫害”」の実態について、3月号からの続編となる特別レポートが掲載されました。
記事は、宗教ジャーナリストの室生忠氏が執筆し、今回で13回目のレポートになります。
今回のレポートで室生氏は「CARPに対する抑圧を行っている国・公立、私立大学は、程度の差こそあれ、確認されているだけで全国約60大学(2010年10月現在)にのぼる」「“迫害”は巧妙で、まず、マイノリティ新宗教を危険な存在として学生に常時印象づけて、批判・排除する空気を学内に醸成するのだ」と指摘しています。
加えて、「ついには『カルト対策』そのものの講義を必須科目にする大学まで現れた」と言及し、大学におけるアカデミックハラスメント、パワーハラスメントの実態を暴露。室生氏は「大学教授がそこまでやるか! 大学教授の仕事とは何か!」「心底、憤りと失望を禁じ得ない」とまで述べています。
同誌は、3月1日から全国の主要書店で販売されており、主要図書館でも閲覧することができます。