月刊誌『財界にっぽん』5月号に、日本の人権シリーズとしては連載14回目となる特別レポートが掲載されました。記事は、宗教ジャーナリストの室生忠氏によるものです。
「全国大学の『カルト対策』会議で〝学長待遇″を豪語する牧師」というタイトルで始まる記事は、「大学教授でありながら、学生の信仰を理由に、教育の放棄を宣言するN先生に失望を感じました」とあまりの不条理を訴えるJ君の証言を紹介。関東のある国立大学で発覚したアカハラの実態について教授の発言等を詳述しました。
続いて記事では、強制棄教で高額報酬をせしめる「営利牧師」と大学との不適切な癒着に言及。岡山大学と「プロテスタント福音系『倉敷めぐみキリスト教会』(岡山)」の高山正治牧師の関係を実名をあげて批判しました。
一方で、統一教会やCARPによる抗議を受けた岡山大学が、同大学の学生支援センターのホームページに、「堂々と貼られていた」倉敷めぐみキリスト教会のリンクを今年2月に削除していた事実にも触れています。
記事では最後に、「大学側や『カルト対策』教授と〝営利牧師″との間に、金銭的な癒着はないのかを含めて、厳しく調査されなければならない」と論じています。
同誌は、4月1日から全国の主要書店で販売されており、主要図書館でも閲覧することができます。
「信教の自由」の尊重が望まれる岡山大学