9月30日午後、当法人広報局メンバーら5人は、文藝春秋社の週刊文春編集部を訪問し、伝聞などを元に当法人を批判した同9月8日号(9月1日発売)の記事について抗議を行い、訂正謝罪を要求しました。
9月3日付で、当法人は10項目にわたる週刊文春の記事の問題点を列記し、謝罪訂正を求めたところ、文春側からは同13日に、回答が届いたものの、一項目にのみ返答し、他の箇所については「貴法人の指摘こそ『事実誤認、もしくは意図的な事実の歪曲、隠ぺい』に基づく内容であり、項目別に回答する必要を認めません」という誠意の見られない対応であったため、同23日付で再抗議文を送付、具体的に記事の根拠を示すよう求め、それができないのであれば、言論機関として謝罪すべき、としました。
30日の面談においても、当法人は「事実に反する数多くの記載がある」と具体的に、記載の根拠や証拠を示すよう迫りました。
当方の申し入れに、「週刊文春」編集部統括次長、大松(おおまつ)芳男、記事を書いた石井謙一郎記者が応対。記事の謝罪要求に対しては、一貫して「取材に基づいており、問題ない」という姿勢を崩しませんでした。
「ならば、証拠や情報元を明らかにせよ」と質すと、「ここで答えることはできない、裁判になったらその時点で検討することになる」「いずれにしても10月3日に書面で回答します」という対応に終始。
石井記者は別れ際、「自分は10月いっぱいで文春を辞めます。今回の記事が原因で辞めるわけではない。今後はフリーです」と語りました。