週刊ポスト」8月18-25日号に対する抗議及び謝罪・訂正要求を掲載いたします。
株式会社小学館
代表取締役社長 相賀昌宏 殿
週刊ポスト編集部御中
貴社発行の2006年8月18-25日号「週刊ポスト」で、韓国JMS教団(摂理)が取り上げられ、「花嫁をレイプした韓国セックスカルト教団摂理『合同結婚式』潜入記」と題する記事が掲載されましたが、その中で、摂理の教祖・鄭氏と宗教法人世界基督教統一神霊協会(以下、当法人といいます)とを結びつける、誤った報道がなされましたので、抗議すると共に、謝罪と訂正を求めるものです。
「鄭氏が17歳で統一教会に入信」「80年に脱会(独立)」は誤り
8月18-25日号「週刊ポスト」30ページに、「鄭は…17歳で文鮮明氏を教祖とする世界基督教統一神霊協会(統一教会)に入信、80年頃に独立、韓国で独自の教団を興した」、また、鄭教祖の“摂理”設立と逃亡生活と題する表では、「1962年頃 統一教会に入信。1980年統一教会を脱会」と記載され、鄭氏が古参信者として長期間、信者であったとしていますが、これらは明らかな誤りです。謝罪と訂正を求めます。
鄭氏は幼少期より20年間、キリスト教会の長老派に所属して教会執事をしており、1975年、30歳の時、一度、統一教会に入会し2年ほど地方の教域で一般信者として在籍おりますが、1977年に統一教会を脱会し、再びキリスト教会に戻って、その後、メソジスト派の正式な牧師になっています。
『韓国宗教総覧』によると、鄭氏は1980年に「MS運動」を開始したとあり、82年に「MS宣教会」を設立。83年にキリスト教メソジスト派の正式牧師となった後、85年に「ウェスレー神学院」を開設。現在、プロテスタント系キリスト教会のメソジスト派に所属する人物です。
当法人は、鄭氏の直筆の「入会願書」を取り寄せ、鄭氏が75年に入会した事実、また、本人がそれまで長老派の教会に20年間所属し、教会執事をしていたことを確認しております。
また、鄭氏が2年間、統一教会に一般信者として在籍したといっても、鄭氏は韓国教会の牧会者の指導に従わず、自分本位な行動をとることから、再三にわたって牧会者が注意したところ、それに従わないために、折り合いがあわなくなり、2年目にはほとんど教会に姿を見せなかったというのが実情であることを、鄭氏の当時を知る韓国人関係者が証言しております。したがって、鄭氏が所属していた期間は、実質1年ほどです。
また、本件記事では「1980年統一教会を脱会」「80年頃に独立」としていますが、前述したように、鄭氏は統一教会を脱会してから3年が経過した後で、キリスト教会に所属しているときに「摂理」を立ち上げておりますので、これらも誤りです。
速やかに謝罪、訂正をするよう求めます。
当法人は貴社に対して、以上の点について、本状受領後、1週間以内に文書にて回答されるよう求めます。
以上
〒150-0046
東京都渋谷区松濤1-1-2
宗教法人世界基督教統一神霊協会
広報部部長 太田朝久