月刊紙「中央ジャーナル」(2月25日発行)が、統一教会信者の後藤徹さんがこのほど、自身に対する12年5カ月間の拉致監禁・棄教強要事件をめぐって、東京地裁に民事提訴したことを伝えています。
後藤さんはこの訴訟で、加害者である親族や新津福音キリスト教会の松永堡智(やすとも)牧師、職業的改宗活動家の宮村峻氏などに対し、約2億円の損害賠償を求めています。
同紙は記事の中で、「統一教会の信者を親族らが拉致監禁し、棄教を迫るという事件がこれまで約4300件を超え、いまなお続いている。警察は『親子問題』として事件化していない」「後藤徹(47)の場合、家族らによって12年5カ月間(95年9月~08年2月)も監禁され、信仰を捨てるよう強要され続けた」などと淡々と事実を報道。そのうえで、今回の民事提訴に至った経緯を紹介しています。
全国拉致監禁・強制改宗被害者の会のサイトが新しくリニューアルされました。
http://kidnapping.jp/
2月17日、文鮮明ご夫妻は全羅南道麗水市の蘇湖ヨット競技場で、 「忠和艇 天艇1号 進水式及び樹脂型石膏モールド世界説明会」に参加されました。
この日の行事には国内外から260人余りの内外貴賓を始めとして、関連業界から5,000人余りの関係者たちが参加しました。
文國進財団理事長と麗水市の市長の挨拶の後、経過報告の映像上映がありました。続いて石膏モールドの説明、国会議員や道知事の祝辞の後に文鮮明総裁の祝辞がありました。
文鮮明総裁は祝辞の中で、「世界的な次元で船舶産業の新しい地平を開いて、韓国とアジア地域の海洋交通に革新をもたらすことはもちろん、生活の質を高めることにも寄与することでしょう。」と語られました。
引き続き船名宣布や試乗式が行なわれました。
1月22日~23日の2日間、阿蘇にて「第10期FE選抜修練会」が開催されました。10代から60代までと、幅広い年齢層の挑戦者52名が参加し、原理試験、論述試験、体力意志力テストの3項目を受験しました。今回は3つの修練会が同時並行で開催され、「第12期Jr.STF選抜修練会」は97名、「FE研修会」には21名が参加しました。修練生としての参加者だけで170名、スタッフ含め総勢200名を超える規模のものとなりました。
※FE:Field Educatorの略、Jr.STF教育の現場担当者の呼称。Jr.STFと同じ基準の試験を通過しなければなれない。
≪参加者の感想≫
◆み言が私の本心の中に、どんどん刻まれていくのを実感し、たくさんの涙が流れました。(46歳・女性)
◆子女教育には夫婦の愛が重要だと聴いてとても感動しました。今日はたくさん泣かされましたが本当に神様の愛は素晴らしいし、私の本心もそれに共鳴しているのが感じられてとても良かったです。(26歳・女性)
◆知情意のバランスが良く取れていて、体験的な面、知的・心情的な面がしっかりと織り込まれていて素晴らしかったです。(48歳・男性)
◆一世、二世、老若男女が共に2日間を過ごし、神の愛を共有できました。こんな修練会は滅多にありません。父母FEを広報したいと思いました。(59歳・女性)
3月26日(土)、大阪教会礼拝堂にて「第2回西日本合同讃美礼拝」を開催いたします。
テーマは「神様の真の愛を相続しよう」、説教者は第9地区の佐野清志地区長です。参加する聖歌隊は、フローレ(富田林)、青年支部聖歌隊(大阪青年支部)、ミレー(堺)、音和(和歌山)、松山教会聖歌隊(松山)、Polestar Kanazawa(金沢)、グロリア(水都)、大阪教会聖歌隊(大阪)の8つの聖歌隊です。
聖歌を共に讃美し、神霊と真理に満たされた礼拝を捧げましょう。自分の教会の礼拝や聖歌隊をもっと良くしたい、聖歌隊を新しく始めたいなど、ご関心のある方は是非ご参加ください。また、いつもと違う礼拝を捧げてみたい、統一教会の礼拝は初めて…という方も大歓迎です。お誘い合わせのうえ奮ってご参加ください。
日 時:2011年3月26日(土)15:00~16:30(開場14:30)
場 所:大阪教会 礼拝堂
(大阪市阿倍野区阪南町2-22-15 文化の森ビル2F Tel:06-4399-6188)
主 催:伝道教育局文化部
問合せ:03-3468-6004(文化部直通) または公式サイト「お問い合わせ」より)
※入場は自由(礼拝献金)です。但し、未就学児の入場はご遠慮ください。
1995年9月から2008年2月までの12年5カ月間、親族らによって拉致監禁され、棄教を強要された統一教会信者・後藤徹さんはこのほど、拉致監禁・強制棄教に関与した親族や新津福音キリスト教会の松永堡智牧師、職業的改宗活動家の宮村峻氏などを相手取り、東京地裁に損害賠償(約2億円)を求める民事訴訟を起こしました。
後藤さんは監禁から解放後、こうした蛮行に対し、警察に告訴状を提出。ところが、東京地検担当検事はこれを不起訴処分としました。これを到底容認できない後藤さんは検察審査会に不服申し立てを行いましたが、審査会は「不起訴相当」の議決を下しました。後藤さんは「検察審査会の決定は、虚偽と詭弁に満ちた被疑者側の供述を一方的に採用している」とし、こうした経緯があって、今回の民事訴訟に至りました。
詳細については、後藤さんが代表を務める「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」のホームページをご覧ください。
松永堡智牧師 宮村峻氏
1月29日(土)、さいたま市で「拉致監禁・強制改宗」抗議集会・デモ行進が行われ、約460名が参加しました。
集会では、主催者を代表して車世鍾実行委員長が昨年1月に設立された「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」(「被害者の会」)の趣意書の内容を中心に拉致問題の解決に対する思いを熱く語りました。
続いて後藤徹「被害者の会」代表が埼玉における活動への敬意を表し、昨年度の活動成果を力強く報告しました。
来賓挨拶では、地元の議員が「民主国家日本で、このような人権侵害は明らかに違法であり、許されないことだ」と訴え、会場全体からも「そうだ」と声が上がるなど、義憤心を燃やしながらのデモの出発となりました。
デモは、警察官の誘導に合わせて、大宮駅東口の山丸公園から鐘塚公園までのおよそ20分間にわたって行われました。閉会の挨拶では車実行委員長が、800名規模のデモを今春に開催すると発表。参加者全体の大きな拍手と共に今回のデモは幕を閉じました。
文鮮明ご夫妻のご聖誕91周年を祝う「天地人真の父母様ご聖誕祝賀午餐会」が、天暦1月6日(陽暦2月8日)に天宙清平修錬苑で開催され、国内外の政界や財界人及び教会員1,000人あまりが参加しました。
この日を祝い、北朝鮮の金正日総書記からは「文総裁が120歳まで長生きするように祈願します」という祝辞とともに、朝鮮アジア太平洋平和委員会の金養建委員長の名前でばらの花束120輪が2つ送られてきました。
司会からの祝電や祝花の紹介に引き続き、現ケニアの首相夫人であるMrs.Ida Odingaが祝辞を行ないました。Mrs.Ida Odingaは祝辞の中で、「文鮮明ご夫妻の人生と思想、活動はこの時代に必ず必要なものだという結論に至りました。」、「平和世界定着のためには宗教間の平和が重要なカギであることを知って、宗教間の平和促進のために苦労してこられた文鮮明ご夫妻に感謝し、ご夫妻が打ち立ててくださったリーダーシップとビジョンを中心として一つになって、ともに神様の創造本然の理想世界を成しましょう」と述べました。
次に文亨進世界会長が歓迎の挨拶を述べました。世界会長は挨拶の中で真のご父母様の霊的な価値について強調しながら、「お二人の使命と価値は、生物学的な親やリーダー、宗教リーダーや宗教の創始者という概念をずっと超えています。真の父母様の価値を理解するために最善を尽くしてください。このお二人を肉親の目ではなく霊的な目で、開かれた心情と開かれた心で真の父母様に侍れば、神様が『真の父母は私の創造目的で最高であり最初の喜び』と返事をして下さいます。」と紹介しました。
その後、全世界194ヶ国12大陸から、文鮮明ご夫妻のご聖誕をお祝いするために送られた礼物が紹介され、参席者たちはお祝いの拍手を送りました。
続いて登壇された文鮮明ご夫妻は、「全ての歴史と一生の記録が載っている」と強調して、「第44回真の神の日」と「神様王権即位式」のみ言、及び「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」のみ言を訓読するように言われました。
月刊誌「財界にっぽん」2011年3月号に、全国の大学で「カルト対策」と称して、統一教会の友好団体「CARP(全国大学連合原理研究会)」のメンバーに起こっている「忌まわしい“迫害”」の実態について、特別レポートが掲載されました。
記事は、宗教ジャーナリストの室生忠氏が執筆しており、今回で12回目のレポートになります。
「確認されているだけでも、学内拉致を含めてこの5年間に約40件ものCARPメンバーの拉致監禁事件が発生している。大学におけるCARP迫害の実態はいかなるものか」と実際に起きた事件を基にその特徴や構造などを明らかにしています。
「まず慄然とさせられるのは、大学関係者が公然と『救出』と称する強制棄教、つまり拉致監禁の必要性に言及していることだ」
「事件の発生を事前に知りながら、防止するどころか進んで協力を申し出る大学教授たち。これが正義と真理・真実の探究を旨とする国立大学の姿だろうか」と筆者も憤りを込めて、様々な事実を報告しています。
「大学の保護者への働きかけは、驚くべきことに、本人が大学を卒業した後も続く」という事実があることなど、次回からも数回にわたって、この問題を追求していくようです。
同誌は、2月1日から全国の主要書店で販売されており、主要図書館でも閲覧することができます。
2月7日(天基二年天暦1月5日)天福宮にて、文信華(ムン・シンファ)様と姜英雄(カン・ヨンウン)アレキサンダー様の祝福聖婚式が執り行われ、文亨進世界会長ご夫妻が主礼を努められました。信華様は文誉進様のご長女であられ、現在、コロンビア大学に在学中です。お相手の姜英雄様は、韓独家庭(1800双)の二世でドイツの大学で法律を勉強中であり、ご両親はドイツの牧会者です。
まず最初に石俊淏韓国教会長が祝辞の中で「文信華様と姜英雄様の家庭が真の愛と信頼で祝福家庭の見本となる美しい家庭を成してほしいと思います。」と述べました。
その後、主礼である文亨進世界会長ご夫妻が入場し、続いて純白のドレスを着た文信華化様と姜英雄様も入場しました。成婚問答に引き続き文亨進世界会長は祝祷の中で「新しい祝福家庭としてこの家庭が、神様のみ旨の前に世界を感動させて世界の前に愛と祝福を分け与えることを願います。」、「今日から永遠に家庭の幸せと愛と慈悲にあふれる、神様と真のご父母様と世界万民が感動することができる祝福家庭になりますように。」と祈られました。
礼物交換に引き続き成婚が宣布され、その場にいた参加者たちは感動と喜びの拍手を送りました。続いて二世から新郎新婦への祝歌があり、文信華様は感動の涙を隠すことができませんでした。
天基2年(2011年)の年頭標語の画像データをアップしました。
「会員用ページ」の「資料室」にもっと大きいデータありますので、ご自由にダウンロードしてください。
画像が大きいので最初は真っ白な空白部分が表示されますが、スクロールすると年頭標語が現れます。
資料室へ
文鮮明師の自叙伝「平和を愛する世界人として」は、韓国に続き、日本においてもこの程100万部の売り上げを記録し、読者に深い感銘を与えています。さらに、英語、スペイン語など様々な言語で翻訳され、感動は世界に広がっています。
この度、100万部突破を記念して、自叙伝感想文コンクールを行います。振るって応募してください。入賞者は「Today’s World Japan」で順番に全て掲載します。なお、詳細は、トップページ右下にある自叙伝コーナーのバナーをクリックして、ホームページでご覧下さい。
1月23日(日)、神奈川県川崎市で「拉致監禁・強制改宗」東神奈川抗議集会・デモ行進が行われ、約300名が参加しました。
集会では、「神奈川拉致監禁・強制改宗被害者の会」の稲岡常嘉代表による主催者挨拶、支援者代表挨拶に続き、「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」の後藤徹代表が、12年5ヶ月間拉致監禁された悲惨な体験に触れながら、この問題の早期解決を強く訴えました。
続いて登壇した本部の鴨野守広報局長は「被害者は解放されてからも、ずっと後遺症に悩まされたり、夫婦の仲が裂かれたままの家族もいる。監禁された本人だけでなく、家族、同僚、友人などに及ぶ被害はあまりに大きい」と具体的な例を挙げながら当事者のみにとどまらない被害の深刻さについて言及しました。
集会後のデモは、街宣車を先頭に川崎駅前や商店街を通過しながら行進。参加者は、今日まで4300人以上の統一教会信徒が拉致監禁の被害を受けてきた事実と不当な人権侵害に対して、力強く訴えました。
行進中、「チラシはないですか?」と尋ねてくる人や沿道から身を乗り出してデモ隊を見つめる人も多く、拉致問題に対する関心の高さが伺えました。
世界日報紙の特集「“拉致監禁”の連鎖」で、拉致監禁事件の被害者・今利理絵さん(現在40)と夫の智也さん(同41)がたどった不屈の裁判記録についての連載が2月4日から始まっています。
「この43年間で4300件にも及んだ強制棄教・改宗を目的とした信徒への拉致監禁事件。その中には、憲法に保障された信教の自由とその不干渉の約束などを求めた民事訴訟で、一、二審原告敗訴という連敗にも諦めず最高裁に上告。民主主義国家の根幹を成す基本的人権が問われた上告審で、最高裁主導による異例の和解という形で決着した稀有なケースがある」(世界日報2月4日付)
現在、特集「最高裁和解の記録」 が今利さん夫妻の証言を基に連載中です。
記事は世界日報のホームページでも無料で閲覧することができます。
世界日報・特集「最高裁和解の記録」
(1) 異例、突然の勧告で決着
(2) 「二度としないように」と説示
(3) 極めて稀有な和解ケース
(4) 辺りに響く女性の悲鳴
2月6日(天基二年天暦1月4日)、天基二年の最初の天一国礼拝が、文鮮明ご夫妻をお迎えして天福宮で開催されました。
文亨進世界会長が代表祈祷をされた後、訓読の時間となりました。
その後、文鮮明ご夫妻が登壇されてみ言を語られました。
天福祝祭3日目の2月5日(天基二年1月3日)、天福宮において真のご父母様御生誕記念、第1回統一教合唱大会決勝が行なわれました。
韓国で予選を通過したチームと日本から参加した2チームの合計8チームが出場しました。日本からは福岡鮮鶴合唱団と東京の竹ノ塚教会聖歌隊の2チームが参加しました。
司会の祈祷の後、文亨進世界会長が壇上に上がり、「統一教の歴史上初めて開く合唱大会を祝し、私たちが罪人であることを悔い改める心と、許しを求める心、そして感謝する心を基本に賛美をしなければなりません。」と語りました。そして「賛美の世界は愛の世界であり、私を殺して神様と真のご父母様にすべてのエネルギーと愛を注ぐ心で賛美をする時、神様と真のご父母様が愛で直接受けてくださいます。ただの歌ではなく、真のご父母様と神様に対する愛の歌を聞かせてください。」と語られました。
そして各チームの合唱が始まりました。予選を行ってわずか十日しか経っていないにもかかわらず、各チームの実力は予選とは比較にもならないほど成長し、聖霊と愛に満たされた舞台となりました。今回の審査基準は音楽性、創作性、表現力、参与度、和合性の5つでした。全チームの合唱の発表が終わり、審査員からの評価に続き審査結果が発表されました。最優秀賞にはソウル廣津教会誠愛合唱団が選ばれました。授賞の後には文亨進世界会長ご夫妻とのチーム別での記念撮影があり、日本参加チームたちには一人一人握手と抱擁をされました。
廣津教会誠愛合唱団 福岡鮮鶴合唱団 竹ノ塚教会聖歌隊 審査員
2月4日(天暦1月2日)、文鮮明ご夫妻は第28回愛勝日の行事を終えた後、清心平和ワールドセンターへ向かわれました。
清心平和ワールドセンターは2008年10月28日着工されて、2011年9月末に竣工予定であり、野球とサッカーを除いたすべての競技が可能な、2万5000人を収容できる多目的文化施設となる予定です。
文鮮明ご夫妻は清心平和ワールドセンターの上梁式に参加され、祝祷を捧げられました。
2月4日(天基二年天暦1月2日)に天正宮博物館において、文鮮明ご夫妻を始めとした国内外の教会員2000人余りが集まった中、第28回愛勝日の行事が挙行されました。
まず始めに白い礼服を着た文薫淑理事長と崔妍娥副会長が聖燭に点火をしました。
続いて文亨進世界会長が報告祈祷の中で、「私たちのような罪人が神様の前に進むことができるのは、神様の創造目的である真の愛の相対たる真のご父母様が地上にいらっしゃり、すべての蕩減路程を経て勝利した基盤があるがゆえに可能だった」と祈られました。続いて文薫淑理事長と崔妍娥副会長が霊界にいる御子女様へ歆饗する時間を持ちました。
その後、文薫淑理事長の挨拶となりました。理事長は「新時代を出発する歴史的なこの時に天地人真のご父母様とともにこの席を一緒にできたことは、大きな祝福です。」、 「28年前真のご父母様はこの国をいかすために、死ぬ危険のある状況の中で勝共大会をされ、興進様は蕩減するために霊界へ行かれました。」、「真のご父母様の絶対愛が神様と一体になるようになって勝利した日が愛勝日です。」と語られ、昇華祝祭の恩賜をくださった栄光勝利解放の時代を下さった真のご父母様に感謝の言葉を伝えました。また、「興進様に地上で侍ることはできませんが、心の中で愛しています。」とあかされました。
引き続き崔妍娥副会長が愛勝日のみ言を訓読した後、文鮮明総裁のみ言の時間となりました。
日本の約60の大学で、いわゆる「カルト」対策という名の“魔女狩り”が横行しています。「カルト」と名指しされているのは、「摂理」「親鸞会」などのほか、統一教会の友好団体「W-CARP Japan(ワールドカープ・ジャパン)」(以下CARP)です。CARPメンバーの中には、大学職員から退会するよう執拗に迫られたり、「CARP」を理由に教授から大学院進学を妨害されそうになった人もいて、メンバーたちは不安を抱えながらの学生生活を強いられています。2008年3月に発足した「全国カルト対策大学ネットワーク」には現在百大学以上が参加、差別と偏見に満ちた「カルト」監視網が確実に広がっています。(「トゥデイズ・ワールド・ジャパン」2月号より)
対策は入学直後からスタート
九州のある私立大学では、教職員が新入生へのオリエンテーションで、統一教会を批判するビラを全員に配布。そのうえで、学生生活についての話をする中で、「カルト宗教には気をつけなさい」などと指導しています。
そのビラは学内の掲示板にずっと貼られ、CARPメンバーを威圧しています。そのほか、学内には「悪質な宗教団体に注意」などと書かれた立て看板も置かれています。
「カルト」対策は、大学の授業中にも行われています。
関東のある国立大学では、教員が専門科目の授業の中で、「統一教会はカルトだ。この大学にもカルトが潜んでいる」「宗教は視野が狭くなる」などと発言。科目とはまったく関係ない統一教会批判を繰り広げました。
驚くべきことに、大阪大学は必須科目として「カルト」対策講義を行っています。「大学生活環境論」というその科目は全学部の新一年生が対象で、ゴールデンウィーク明けの5月に行われます。
講義では、「カルト」対策担当の大和谷(やまとだに)厚教授が、「カルト」の定義や勧誘方法の問題点、いわゆる「マインドコントロール」理論などについて説明します。講義を聴いたあるCARPメンバーは「CARPの関係者をあぶり出し、CARPを潰すのが目的であることは明らかだった」と感想を述べています。
メンバーへの退会説得も
中国地方のある国立大学のCARPメンバー(祝福二世)は、2008年の夏休み前に突然、大学の学生支援課から電話で呼び出され、「カルト」対策担当の教授の元に連れて行かれました。そのメンバーは、個室に隔離された状態で、教授と大学職員の二人から延々とCARPと統一教会の反対情報を一方的に聞かされたといいます。
そのメンバーが、「CARPを辞めろ」と迫る教授の指示を拒否したところ、大学側はそれ以降もメンバーを何度か呼び出し、延べ五時間にわたってネガティブな情報を無理やり聞かせました。挙げ句の果てには、メンバーをキリスト教会の牧師のところに連れて行こうとさえしたのです。
メンバーはその時のことを振り返り、「手足は震え、心拍数は上がり、吐き気をもようしたのを覚えています。今でもその時の記憶は鮮明に残っており、なるべく思い出したくはありません」と話しています。教職員の前では圧倒的に弱い立場である学生に対し、長時間にわたり個人の思想・信条を侵害する行為は、いじめの次元を超えて精神的な拷問と言っても過言ではありません。
また、多くの大学が公式ウェブサイト上で「カルト」への注意を学生に呼びかけています。
その中で特に問題が多いのが、岡山大学学生支援センターのサイトです。このサイトは「統一協会に入信すれば、精神的・身体的・経済的に深刻な被害を受けます」などと統一教会に反対するグループの情報を鵜呑みにして、統一教会を誹謗中傷しています。さらには、拉致監禁に長年関与してきた高山正治(ただはる)牧師の「倉敷めぐみキリスト教会」を紹介するなど、極めて偏向した内容となっています。
「マインドコントロール」は疑似科学
大学当局による「カルト」対策の問題点は大きく分けて二つあります。
まず、「カルト」の定義はさまざまであり、特定の宗教・団体を「カルト」と断定することはそもそも不可能だという点です。そうであるにもかかわらず、真理を探究し公正中立であるべき大学が、特定の宗教・団体を一方的に「カルト」と決めつけてこれを排除しようとするのは、大学の本来の姿勢から完全に逸脱したものです。
また、「カルト」対策で頻繁に取りざたされる「マインドコントロール」理論は、学問的にも法的にも確立されておらず、「疑似科学」に過ぎません。
1980年代、米国で元統一教会信者が教会を相手取って訴訟を起した際、「マインドコントロール」理論の専門家とされるマーガレット・シンガー氏が「カルトによる勧誘と教義注入の方法についての研究」という報告書を提出しました。しかし、米国心理学会(APA)を代表する学者らが提出した法廷助言書によってその報告書は明確に否定され、同氏は裁判で証言することを拒否されています。さらに、「科学的宗教研究学会」(SSSR)は、1990年十一月の協議会で、同理論の非科学性を再確認する決議案を満場一致で採択しています。
全国に広がる「カルト」監視網
2008年3月、「カルト」対策に関わっている大学教授や弁護士など九人が発起人となり、「全国カルト対策大学ネットワーク」が発足しました。発起人の一人、川島堅二・恵泉女学園大学教授によると、昨年9月末時点で全国の111大学が参加。このネットワークを通じ、大学関係者が各大学の「カルト」に関する情報を共有し、今後の対策に役立てようとしているのです。
公的機関である大学が、「カルト」対策の名のもとに公然と学生の思想・信条の自由を侵害することは由々しき事態です。こうした行為がさらに助長されていけば、大学の自殺行為だと言っても過言ではありません。
このような危険な動きに歯止めをかけて、大学が本来の役割を果たせるよう取り組んで参りましょう。
2月3日(天暦1月1日)午後、文鮮明先生ご夫妻は天正宮博物館での行事を終えた後、天福式に参加されるため天福宮に移動されました。
天福式は、新しい天暦を真の父母様と4 大聖人の祝福の中で始める儀式であり、天福式を通じて私たちは自身を浄化し、真の父母様との正しい関係を立てて、宗教と民族を超越して真の父母様の前に精誠と祈祷を捧げ、天福を受けるようにすることであり、神様と真の父母様の真の愛を相続できるように誓う儀式です。
教会員達からの温かい拍手で迎えらて天福宮に到着した文鮮明ご夫妻は、天福灯にサインをされた後、天福宮内に入って行かれました。
天福式では超宗教祈願儀式などのプログラムが行なわれ、全世界から多くの教会員が参加しました。